ケンブリッジオープン解答

皆さんコメントをありがとうございます!


BIGGELAAR Nicky vd - LEADER Imre
EGP Cambridge, final game 3
白番。最善手は?

私も第一感白b1でしたが、すぐに以前このブログで取り上げた局面(http://murakami-takeshi.blog.so-net.ne.jp/2014-01-02)を思い出しました。そして「こういう形はb1が筋だけど、案外違う場合もあるぞ」と考え直したのです。最善手順はでってぃうさん御指摘の白c1→黒a8→白h8→黒b7→白パス→黒b1。これで引き分けです。最初の2試合は1勝1敗で石はリーダー選手の方が多く取っていたため、もしも正しく打っていたらリーダー選手の優勝となるところでした。ところが実戦は白b1! まさに痛恨の敗着となってしまいました。

この大会の模様はOthello Newsに沢山の写真と棋譜つきでレポートされています(http://othellonews.weebly.com/cambridge-2014.html)。ぜひ覗いてみて下さい。

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問題②解答

初段さん、でってぃうさん、すりっぱさん、佐谷さん、全員正解です!


黒番。黒が唯一勝てる初手は?

黒e1は白c1と切り返されて損。e1のように黒からしか打てない1個空きは後に残しておくのがセオリーです。黒g8は白e8で下辺を取られるためこれも悪手。 黒b7→白a8→黒e8→白g8で下辺を確保する筋が目につきますが、すぐにそれを打ってしまうと白g8の次の黒の手に窮します。黒c1なら白a2でe1を狙われて全然足りません。結局この筋は保留して初手黒c1が最善となります。次の白はb1かb2ぐらいですが、b1だと黒e1の次に白b2に打てないためあっさり白の負け。従って白はb2が最善の受け。以下すりっぱさん御指摘の黒b7→白b1→黒d1→白a8→黒e8→白g8→黒a1→白b1(黒2石勝ち)、あるいは佐谷さん御指摘の黒b7→白b1→黒a1→白a8→黒e8→白g8→黒e1→白a2(黒2石勝ち)で黒が勝てます。お二人とも凄いです!

コンピューターによれば初手黒c1→白b2の次は黒g8!が最善だそうで、以下白e8→黒b1!→白a1→黒a2→白a8→黒b7→白パス→黒e1で黒4石勝ち。とても読めません…。

この試合の見所は白46~48の打ち回しです。ぜひ皆さんも45まで手を進めてみて下さい。ここで白e1なら黒f1。白h1なら黒f1!→白e1→黒h2で左上の白から打てない5個空きのために白打つ手なしになります。そこで白f1に打って左上の5個空きとe1を連結させて偶数理論をキープすることになるのですが、白g7→黒h8の交換を入れてから白f1とすることで右辺か上辺かどちらかを白が確保できるのです。全く見事な手順だと思います。

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問題①解答

皆さんコメントをどうもありがとうございます!


黒番。黒が唯一勝てる初手は?

この問題のポイントは「黒f2→白f3→黒g3となった時に、白は右上の3個空きでどう打っても黒に連打されてしまう」ということに思い至るかどうかだと思います。初手黒f2は上辺を山にできるかもしれない状況でいきなり自分から黒のウイングを確定させてしまうので、第一感非常に打ちにくい手です。しかしこの局面では第3列が白一色、及び黒がg3に打った時にg列が黒一色になる、という2点が黒にとって有利に働きます。棋譜の右下のPutの左の□をクリックすると盤面の色が変わって好きなように手を進めることができるようになるので、ぜひ黒f2→白f3→黒g3と進めてみて下さい。そこで白g2なら黒h1→g1の連打、白g1なら黒h1→g2の連打があることを確認して下さい。これは黒必勝形です。

初手黒f3は白g3、初手黒g3は白f3。いずれも黒は結局f2と打って上辺にウイングを作るしかありません。そしてそのどちらも白g2のウイング攻撃が決まって白必勝なのです。なお最善手順は佐谷さん御指摘の通り黒f2→白g2→黒g1→白f3→黒h1→白g3→黒b2→白a1で黒の2石勝ちとなります。

盤面左下の「|<」をクリックし、次に盤面右下方面の「>>」をクリックすると試合を1手目から再現することができます。この試合は45以降の黒の寄せが驚愕の超絶技巧です。ぜひ観賞してみて下さい。

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フランス語82 (2012②)

前回の続きです。

2012②.png
http://www.youtube.com/watch?v=N4WXwTIbmno

Il y a des guerres, et des rumeurs des guerres. Des signes et des avertissements. Il y a des désastres et des ravages. Selon certains, les ????? enver la cataclysme qui nous afflige ne sont pas le fruit du hasard.
 戦争があり、戦争の噂があります。前兆があり、警告があります。災害があり被害があります。我々を苦しめる大災害への????は偶然の産物ではない、と主張する人々がいます。

On n’a qu’à regarder les nouvelles de ?????? ou de CNN pour être bombardé de menaces, comme d’éventuelles attaques terroristes ou nucléaires ou l’éclosion d’une nouvelle épidémie. J’ai l’impression qu’on est dans un processus apocalyptique.
 ???やCNNのニュースを見れば、テロリストによる攻撃、核による攻撃、あるいは新しい病気の発生といった脅威が目白押しです。人類は終末に向かっている、という印象を私は持っています。

Notre époque fait l’objet de prophétie depuis fort longtempts. Dans les pages de la Bible. Dans les temples de la Rome antique. Dans les pyramides Maya. Et même sur le web.
 私たちの時代(=現代)は大昔から予言の対象になってきました。聖書のページ、古代ローマの神殿、マヤのピラミッド、そしてインターネット上にさえも(私たちの時代に関する予言が書かれています)。
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フランス語81 (2012年に関するドキュメンタリー①)

これはフランス語の勉強を始めてすぐの頃(2010年頃)に見つけた映像です。その時から折に触れて見返してきました。だんだん聞き取れる部分が増えていくのは嬉しいものです。特に嬉しかったのは下線部が聞き取れた時ですね。

この部分は100回以上聴いても分かりませんでした。しかし数か月前に通勤のバスの中で聞き直しているときに正解が閃いたのです。relever ~は「~を持ち上げる」「~を再建する」というような意味の他動詞なのですが、relever de ~と前置詞deを用いた間接他動詞の用法で「~に属する」「~の領域にある」という特別な意味があります。このことはだいぶ前から知っていたのですが、原形の発音が「ホルヴェ」であるのに対して三人称単数の時の活用形(relève)が「ホレーヴ」であること、代名詞ilを使った複合倒置になっていること、またその場合はtを挟んで発音しやすくすること、などの点が頭の中で結びついていませんでした。更にそもそも文脈的に肯定文だと思い込んでいたこともあって正解のrelève-t-il deがなかなか浮かばなかったのです。これらの点が結びついて一瞬にして意味が分かったときは、リンゴが落ちるのを見て万有引力を思いついたニュートンもかくや、と思えるような喜びを感じました。

しかし第2文の最初の方にある???の部分はもう2百回近く聴いたはずなのに未だに聞き取れません。いずれ正解が閃く日を楽しみにこれからも聴こうと思います。

2012①.png
http://www.youtube.com/watch?v=N4WXwTIbmno

C’est une apocalypse annoncé par le calendrier Maya. L’oracle chinois y ???? signe. De même qu’au logiciel prophétique qui explore le cyberespace. 2012, la date présumé de la fin du monde. Mais ce funeste présage relève-t-il de la science? Les anciens oracles peuvent-ils vraiment prédire l’avenir? La réponse risque d’être lourde des conséquences. Car l’histoire semble appuyer les dires de ceux qui sont convainqus de l’imminence du jugement dernier.

 これはマヤの暦によって告知された大参事です。中国の神託も????。サイバー空間を探索する未来予知プログラムも同様です。2012年。世界の終わりとされている年号です。しかしこの不吉な予告に科学的根拠はあるのでしょうか? 古代の神託は本当に未来を予知できるのでしょうか? その答えは重大な影響を及ぼす可能性があります。なぜならば、最後の審判が近いことを確信している人たちの言葉を、歴史は裏付けているように見えるからです。

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ケンブリッジオープン決勝より

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BIGGELAAR Nicky vd - LEADER Imre
EGP Cambridge, final game 3
白番。最善手は?

先週末にケンブリッジ大学トリニティーカレッジで開催されたケンブリッジオープンの決勝最終局から。白のリーダー選手になったつもりで考えてみて下さい。

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ぴーすけの終盤練習より…⑭

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問題① 黒番。黒が唯一勝てる初手は?


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問題② 黒番。黒が唯一勝てる初手は?

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詰めオセロ解答

皆さんコメントをありがとうございました! 遅くなりましたが解答です。

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白番。最善手順は?

第一感左下の連打(白b7→b8)に目が行きますが、それだと白b7→黒h7→白b8→黒パス→白g1→黒h1とほとんど一本道で引き分けです。そこで初手白h1としてg1とh7を見合いにするのが上手い手段です。以下黒h7→白g1→黒b7→白b8で白の2石勝ち。

「白b7→b8の連打」と「黒b7→白b8」を想定して「どちらも大差なさそうだぞ」と気づき、「それよりも右上を連打する方が得かもしれない」という点に思い至るかどうかがポイントだと思います。


黒番。唯一黒が勝てる初手はどこでしょうか?

黒には隅を取る手が2手(a1とa8)、隅を保留する手が2手(d2とe1)あり、どれも有力に見えて迷います。はせらさん、でってぃうさん、初段さんが指摘している「白にh1を取られると右下を白に連打されて勝てない」のがポイントで、この観点から消去法で初手を絞っていくのが良さそうです。

初手黒a8だと以下白a1→黒a2→白d2→黒e1→白g1→黒g2→白h1…で右下の白連打を許します。

初手黒e1は白g2→黒d2(この手でa1は白d2→黒g1以下白の5連打!)→白g7→黒g1!(a1とa8のどちらかは黒が取れる)→白h1→黒a1→白h8→黒パス→白a8→黒パス→白a2で白の12石勝ち。

初手黒d2は白a1→黒a2→白g7!→黒a8→白e1→黒パス→白g1→黒g2→白h1→黒パス→白h8で白の
8石勝ち。

上記3手順は全てh1、h8、g7の3箇所を白が打って右辺を白が確保しています。

残る初手黒a1が正解です。初段さんご指摘の通り、以下白d2なら黒a8→白a2→黒e1が好手順。ブラックラインが黒の通しになっているため、次に白g1なら黒g2→h1の連打、白g2なら黒g1!で黒の快勝です。従って初手黒a1に対して白はg2でブラックライン通しを狙うしかないのですが、黒e1で簡単に切れます。以下白d2→黒h1→白g1→黒a8→白a2となった時に黒はパス! 黒の大きな負担だった右下の形を逆に黒が利用して白g7→黒h8と手止まりを打つことができます(黒6石勝ち)。

以上の内容を頭の中だけで正確に読むのは非常に困難で、この局面を読み切った方は高段者の実力があると思います。

ところでこの試合は非常に面白いので、ぜひ初手から並べて見て下さい。47手目まで並べて、そこからの白の打ち方と黒の打ち方をぜひ鑑賞していただきたいと思います。ちょっと人間には真似のできない打ち回しです!

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ぴーすけの終盤練習より…⑬

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白番。最善手順は?

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黒番。唯一勝てる初手はどこでしょうか?

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