三日坊主

NO NAMEさんコメントありがとうございます。若い頃は色々と三日坊主がありましたが、確かにこのごろはありません。そもそも新しい事に挑戦することが少なくなったからかもしれません。何かを始めなければ三日坊主にもなりようがありませんからね。

あとは、英語やオセロなど色々なことに取り組んだ結果、「急に大きな成果を挙げることはできない」「小さなことを続けることによって必ず大きな成果があがる」ということを実感したことが大きいのかもしれません。フランス語の学習も、最初の2~3年はなかなかパッと文を作ることができず苦労しましたが、「今の学習を続けていればいつか必ずスラスラ話せるようになる」と確信していました。今でもまだスラスラには遠いのですが、あと2~3年でそのレベルに到達できるような気がしています。

もっとも、今はフランス語の勉強は棚上げで、オセロの勉強しかしていません。ワールドカップまであと僅か一週間。残された時間は少ないですが、最後まで努力するつもりです。

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健康管理

昨日の大会後の飲み会でも病気の話が出ていましたが、やはり健康に勝る宝はありませんね。私ももうすぐ50歳。この歳になると特にそれを感じます。

私が健康維持で特に留意しているのは運動です。高校と大学で運動部に所属していたこともあって、常に何かしらの運動をしてきました。と言っても私の場合どこかに出かけないとできない運動(ジムやテニスなど)は、近くに手頃な場所がないこともあって長続きしないので、隙間時間に自宅や自宅周辺で手軽にできる運動をしています。

ここ数年の定番メニューは週に2回程度のランニング(近所を30分ぐらい)と、二日に一度の筋トレ(自宅での腹筋と腕立て伏せ)です。筋トレは各100回を2セットで10分程度です。

実に古典的なメニューで、トータルすると一週間に1時間半しか運動していないのですが、その効果は絶大なものがあります。やはり少しずつでも継続することが大切なのですね。

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品川ニューイヤーズカップ

昨日は品川ニューイヤーズカップに参加しました。70人以上の選手が出場して賑やかな大会でした。


1回戦
●村上 健 Murakami Takeshi
○高橋 永 Takahashi Hisashi

打ち初めの一局は高橋三段。種石を切られて苦しい展開でしたが42が敗着。ここは初志貫徹でa7と辺を取るべき。以下黒f2には白e1!が好手でまだ互角でした(以下黒d1なら白d2で対角線を通す)。



2回戦
●村上 健 Murakami Takeshi
○小林昭太 Kobayashi Shouta

この試合は序盤でかなりの優勢になったのですが、そこから決めあぐねました。中盤以降の小林選手の着手は非常に的確で、私は時間が少なくなりかなり追いつめられました。特に悩んだのが41手目。黒b2を読んだのですが、白g7と打たれると自信が持てず却下(実際それだと白+2形勢)。どうやら終盤の逆転はなかったようですが、小林選手の粘りは凄かったです。



3回戦
●末國 誠 Suekuni Makoto
○村上 健 Murakami Takeshi

これは悔いの残る試合です。末國九段は43で白a4を強制して黒勝ちと判断していたようですが、私は下辺および右辺が白にプラスになる形なので白に勝機があると感じていました。実際45までの形勢は白やや良しだったのですが、46が敗着。ここは白c1→黒e1→白h2→黒h1→白g2→黒b1→白h5…で白+6。下辺の一色の山が働いています(白h5の時に黒g7がない。打つと白h8→h7の連打)。

「終盤で競り負ける」のがここ数年の私の傾向で、この1カ月半は終盤力強化(詰めオセロ)に取り組んできたのですが、やはりそんなに短期間には効果は出ないということでしょう。



4回戦
●村上 健 Murakami Takeshi
○館野龍二 Tateno Ryuji

この試合は種石を切られてずっとやや苦しいと感じていたのですが、36が痛恨の悪手。37のストーナーで一気に黒勝ち局面になってしまいました。37でa2以外ならばまだまだ互角の勝負でした。



5回戦
●村上 健 Murakami Takeshi
○松谷信平 Matsutani Shinpei

この試合も苦しかったです。19が悪手。20~24が素晴らしい好手順で白優勢です。19はe8がベターでした。しかし30が緩い手。下辺には手をつけずに白f1で手を渡されると黒はほとんど敗勢です。下辺を白の悪形にして33が打てて持ち直しました。そして36が敗着。ここは一路右のe2なら白が優勢を維持していました。



6回戦
●飯島隆宗 Iijima Takamune
○村上 健 Murakami Takeshi

これも終盤で競り負けた試合。非常に難しい終盤なのですが、40は白h5→黒e1→白f1→黒h6→白h7→黒g1…が最善でした(白+6)。しかしこの展開は自信が持てず却下。実際、仮にこの展開になっても白が勝つのはかなり難しく、やはり負けていたような気がします。49が石損で引き分けの局面になったのですが、50が再び悪手。ここは白g8→黒a8→白b7→黒f8→白g2!という実にうまい展開で引き分けでした。いずれにしても今の私にはこの試合を勝ち切る力は残念ながらありませんでした。やっぱりオセロは終盤力ですね。



7回戦
●村上 健 Murakami Takeshi
○中島哲也 Nakajima Tetsuya

この試合は中島八段のうまさが光りました。特に22から28までの打ち回しはまさに名人芸だと思います。苦しいながらも粘ったのですが、49が実質的な敗着。ここは当然黒c8と打つべきで、それなら左上のハイパー偶数や、白h8が悪手になっていること(黒g8で多く返る)などから白の寄せ方が難しく、もしかしたら一波乱あったかもしれません。

結果は4勝3敗で18位でした。ワールドカップでも予選通過が危ぶまれる成績ですが、残り少ない日々を可能な限り終盤力向上に当てたいと思います。

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品川ニューイヤーズカップ

明日は品川ニューイヤーズカップですね。強豪相手に7試合も打てるのはオセロ選手冥利に尽きるというもので、毎年楽しみにしています。

昔新宿のコスモがあった頃は1月3日に新宿王座戦が開催されていました。その後コスモはなくなってしまったのですが、中島八段の尽力で今でも新春のこの大会が続いています。全く有難いことです。

昔の王座戦から懐かしい棋譜を一つ御紹介します。


1995年1月3日 新宿王座戦 第4試合
●村上 健 Murakami Takeshi
○金田 繁 Kaneda Shigeru

これはなかなかの好局だと思います。見どころは沢山あるのですが、一例は黒33までの局面。ぜひ盤面を進めて白の34手目を考えてみて下さい。

一見白h3と打ってb3とh4を見合い(どちらかは白が打てる)にするのが上手い手に見えますが、34h3には黒f8!が絶妙手(ぜひPutをクリックして手を進めてみて下さい)。以下白h8→黒b3となると、白が右辺方面をどう打ってもd8に打てるようにならず、d8の1個空きを除くと右方面が4個空きであるために、白は結局左下方面に打たされて負けてしまうのです。

私はこの必殺手を読んでいました。金田七段もこの手を読み、34h4(最善手)とかわしたのです。以下終盤も二転三転し敗着は白48。ここは白d1!ならば白2石勝ちでした。49が唯一の勝ち手で、以下は双方最善です。

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詰めオセロ・解答(⑤番)

詰めオセロ8.png
白番。最善手順は?

でってぃうさん、正解です! この局面のポイントは左上の3個空き。ここに白b2と打った時に黒にa1→a2の連打、あるいはa2→a1の連打を与えると勝てません。初手b2は黒a2→a1の連打。初手a6やa8は黒g7!が好手で、以下白がどう打っても黒g1→白b2の時にホワイトライン(a1~h8の斜めライン)が白一色となり、黒a1→a2の連打です。この連打を防ぐ唯一の手順は初手白h8→黒g7→白a6! ここまでは比較的読みやすかったと思います。

以下黒g1→白b2→黒a1も必然で、次の局面になります。

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ここでは「双方の打てる1個空きには先着せよ」の格言通りa2が最善のように見えますが、でってぃうさんの指摘した通り白a7!という妙手があります。これでa2とa8を見合い(どちらかは白が打てる)にして白勝ちです。このパターンは実戦でもたまに出てくるので覚えておいて損はありません。

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詰めオセロ・解答(④番)

詰めオセロ7.png
黒番。最善手は?

NO NAMEさん、正解です! 黒はh2かh3に打ってg2を黒くしてa8を狙うしかないのですが、恐らく多くの有段者がh2を選ぶのではないでしょうか? というのは、黒h2→白h3となった時と、黒h3→白c1→黒a8→白h2となった時を比べると、後者の方が右上方面の石を沢山取られてしまうからです。有段者の感覚からいうとh2が筋の良い手、h3は筋の悪い手です。

しかし筋に頼って読みを怠るのは、時としてまずい結果をもたらします。私も深く考えずにパッとh2を選んでしまったのですが、次に白c1とごく普通の手を打たれて蒼くなりました。

1.png

なんと、黒a8→白h3で黒がa3に打てなくなるではありませんか!! 以下黒g7→白h8→黒b1→白a1→黒b2→白a3で白の4石勝ちになります。

初手h3ならば、白がどう応じても黒a8→a3→a1と左辺を取っていく手順があるために黒が勝てるのでした。

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