シンガポール6日目

今日はいよいよオセロワールドカップ2014の最終日。朝は近くの大衆食堂で食べました。

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卵とチーズの入ったナン一枚とカレーで2・5ドル(約220円)。とても美味しかったのでナンをもう一枚お代わりしました。その後タクシーで会場のベイサンズ・コンベンションセンターに移動。

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午前中はグランドオセロ(10×10のオセロ)です。

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初戦の相手はまたしても高梨九段! お互いにほとんどグランドオセロをしたことがなく、しかも持ち時間が20分しかありません。60手で終わるオセロでも20分は短いのに、グランドオセロは終局まで100手もあります。終盤にある程度時間を残さないと時間切れ負けになりかねないので、お互い思い切りよくスパッと打ちます。形勢互角の良い試合でしたが、48対52で私の負け。敢え無く初戦敗退となりました。

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グランドオセロ準決勝・高梨九段(左)vs末國九段戦。この試合も小差で高梨九段の勝利!

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高梨九段は続く決勝戦も制してグランドオセロチャンピオンとなりました。

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シンガポールに現地取材に来たオセログラフ編集長の小出三段(右)と高梨九段。

午前の種目はグランドオセロ、エイティーエイトオセロ(全部で88マスで、隅が12個ある変種オセロ)、そしてスカイゲストという長谷川会長考案の新ゲームの3つあり、参加選手は抽選でそのどれかに割り振られます。

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エイティーエイトオセロ決勝は冨永九段(左)vs山川七段となり、山川七段の勝利!

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スカイゲスト決勝は現世界チャンピオンの中島八段と、ワールドカップオセロ部門優勝の宋岩(Song Yan)選手。接戦の末中島八段が連続優勝! 宋選手はなんと昨日スカイゲストのルールを覚えたばかりなのに、決勝まで勝ち上がっただけでなく中島八段をかなり苦しめたそうです。きっとものすごく頭の良い人なのでしょう。

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私を含め早い段階で敗退した選手はオセロスピードウェイヴの練習。私は通常22~23秒台、調子が良い時は21秒台をたたき出してかなり調子が良かったのですが、調子に乗って練習をし過ぎました。これが後で響くことに…。

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スピードウェイヴを練習する選手たち。

午後はオセロ団体戦です。私の所属するオールスターチーム(中島八段、私、後藤七段、Mat Vinar選手、Yohanes Chitra選手)は、まずシンガポールBチームと対戦しました。この試合は5-0でオールスターチームの勝利! 次の準決勝の相手は日本Aチーム(伊藤六段、滝沢九段、冨永八段、佐谷六段、木下五段)。流石に強く、主将の中島八段が勝利した以外は全て負けてしまい、1-4の敗退となりました。

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シンガポールBチームのWu Jinfeng選手と。

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団体戦決勝、日本Aチーム(左)vs日本Bチーム(右)。

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優勝を喜ぶ日本Bチームのメンバー。

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そして夕方5時半からいよいよ最後の種目オセロスピードウェイヴです。これは私にとって一番優勝の可能性が高い種目なのでかなり気合が入りました。しかし気合が入り過ぎて、本番の時には前腕の筋肉(指を動かすのに使う筋肉)が疲労のために半ば攣ったような状態になってしまい、26秒台で後藤七段に敗北。

オセロは基本的に頭脳スポーツなので、練習し過ぎて本番にマイナスになることはほとんどありません。しかしスピードウェイヴはどちらかというと肉体スポーツ。恐らくスポーツの選手にとって本番当日に練習し過ぎないことは常識なのだと思いますが、残念なことに私は全くそんなことを考えていませんでした。午前中はあんなに快調に動いていた指が、今は力が入らず動きが緩慢になってしまったことに本番直前になって気付いたのですが、もはや後の祭りです。

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優勝した末國九段のタイムは23秒台。普通のコンディションで打っていたら私にも十分優勝の可能性があっただけに、とても残念でした。

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スピードウェイヴ優勝の末國九段(左)と準優勝の山川七段。

こうしてワールドカップ全ての競技が終了しました。最後はヴィクトリー・ディナーです。

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大会委員長のAlex Kohさんと補佐の末國九段。末國九段は司会進行、通訳、そして選手として大活躍でした。

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食事の後は優勝カップや賞品の贈呈式です。

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スカイゲスト優勝の中島八段。

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エイティーエイトオセロ優勝の山川七段。

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グランドオセロ優勝の高梨九段。

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スピードウェイヴ優勝の末國九段。

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オセロ団体戦優勝の日本Bチーム。

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オセロ部門女子チャンピオンのDong Zhun選手(香港)。

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オセロ部門第4位の滝沢九段。

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オセロ部門第3位の高梨九段。

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オセロ部門準優勝の冨永八段。

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そしてオセロワールドカップ2014チャンピオンの宋岩(Song Yan)選手(中国)。

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優勝カップに手が届かなかった昨年度チャンピオンの伊藤七段。

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大会委員長のAlex Kohさん(左)とメガハウスの石本さん。

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世界オセロ連盟会長Tor Birger Skogenさんの閉会のスピーチ。今年の世界選手権大会がタイで開催されることも発表されました。

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小出三段による優勝者インタビュー。通訳は佐谷六段の奥さんです。

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インタビューに聞き入る山川七段と佐谷六段。

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宋選手に決勝で敗れた冨永八段もインタビューを熱心に聴いていました。

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優勝者テーブル。カップがズラリ!

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私の右にいるのは写真撮影を担当したシンガポールオセロ連盟の女性選手。日本語が話せる人です。四日間で2000枚近い写真を撮ったそうで、ある程度選んだうえで、1~2週のうちにワールドカップのホームページにアップするとのことでした。楽しみですね!

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参加選手のサイン。

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選手、スタッフで記念撮影。一生の思い出になる素晴らしい大会でした。多くの選手やスタッフと別れを惜しみながら、会場を後にしました。

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