ぴーすけの終盤練習より…②

詰めオセロ4.png

白番です。最善手は?

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終盤練習・解答

でってぃうさん、imaouさん、NO NAMEさん、コメントをどうもありがとうございました。遅れましたが解答です。

まずは下の盤面の右下にある「>|」をクリックして下さい。これで今回の詰めオセロの局面が出てきます。次に同じく盤面右下にある「Put」の左の□をクリックして下さい。盤面の色が水色に変わり、自由に手を進めたり戻したりできるようになります。



黒番。最善手順は?

前回の投稿に「黒g8なら白g1→h1の連打がある」から駄目、と書いたのですが、imaouさんに指摘されて初手黒g8がかなり有力な手だと気付きました。右上を白に連打されて上辺が白のものになりますが、その代わりに黒はg列をゴッソリ取ることができます。初手黒g8→白g1→黒a8→白b7→黒a7→白a6→黒a1→白h1→黒b3→白a2なら、b3~g8の斜めラインが黒一色であることが幸いして黒2石勝ち。頭の中でこの手順を進めるのはかなり大変なので、盤面(Putをクリックして水色になった状態)で実際にこの手順を進めて確認してみて下さい。次に盤面の左下にある「<<」をクリックすると手を戻すことができます。5回クリックして黒がa7に打った場面にします。ここではimaouさんの指摘通り白h1が最善。以下黒a1→白a2→黒b3→白a6!で白の4石勝ちです。ぜひ実際に手順を進めてみて下さい。黒b3でc4を黒くさせてから白a6で斜めをゴッソリ取るのが巧妙ですね!

という訳で初手黒g8ではやはり勝てません。



再度「>|」と、「Put」の左の□をクリックして下さい。問題図が現れ、手順を進めたり戻したりできるようになります(黒番)。

前回の投稿にも書いた通り、黒b3なら白h1→g1の連打、黒g8には白g1→h1の連打があります。そこで黒は初手a1が最善。白は「双方が打てる1個空きには先着せよ」との終盤の格言通りg8が最善。そこで私はNO NAMEさんと同じく黒a8を考えました。しかし次に白b7と打たれると、残りの3箇所の2個空きをどのような順番で埋めても引き分けになります(盤面を進めて確認してみて下さい)。ところが黒a8の代わりに黒b3なら、以下白a2→黒g1→白h1→黒a8→白b7→黒a6(横が沢山返る!)→白a7(斜めが返らない!)で黒の4石勝ち。この黒が最後に横を沢山返したり、白が最後に斜めを返せなかったりするのは最初の局面で読むのは非常に困難です。チャンピオンクラスの選手でもこの黒勝ち手順を読み切るのはかなり難しいのではないでしょうか?



再度「>|」と、「Put」の左の□をクリックして下さい。問題図が現れ、手順を進めたり戻したりできるようになります(黒番)。

黒a1→白g8→黒b3まで進めて下さい。実はここで白はa2よりもh1がベター。以下黒g1→白b7→黒a8→白a2→黒a7→白a6で黒2石勝ち。これが本当の最善手順です。

しかし私には黒a1→白g8→黒a8→白b7→黒g1→白h1→黒b3→白a2→黒a7→白a6(引き分け)と、先ほどご紹介した最善手順(3手目黒a8の代わりに黒b3)の違いが理解できませんでした。途中黒a8と白b7のタイミングが微妙にずれているだけで、最終局面には違いがないように思えたからです。どこに石1個分の差が生じるのか? まるで狐につままれたような気分でした。

読者の皆さんもぜひこの二つの手順を進めて、違いを確認してみて下さい。オセロの終盤の難しさが再認識できる局面でした。

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