品川ニューイヤーズカップ

今日は品川ニューイヤーズカップに参加しました。


1回戦
●菱山裕一 Hishiyama Yuichi
○村上 健 Murakami Takeshi

19が壁を作る悪手。ここはf6でこれからの勝負でした。白有利になったものの、なかなか決め手が見つからず終盤ずいぶん時間を使いました。石損しているような気もしたのですが、ゼブラの分析によれば40手目以降双方最善!でした。



2回戦
●大島祐輔 Ohshima Yusuke
○村上 健 Murakami Takeshi

黒のどれが悪手だったのか判然としないのですが、徐々に白優勢となりました。



3回戦
●土屋正太郎 Tsuchiya Shotaro
○村上 健 Murakami Takeshi

白16が疑問手。ここは第一感白c6だったのですが、その後黒d7と打たれて次の手がないと判断してしまいました。しかし16c6→黒d7→白g5で良かったようです。21~25が好手順で白かなり苦しくなったのですが、黒29~31は疑問。左辺に手をつけず29h4で黒優勢。しかし私も32が功を焦った悪手。ここは白h6で問題ありません。その後白g6でc2の黒石を抜き、白f1でe2とf2の黒石を抜けば白a1→a2の連打があります。実戦ももちろんそれを狙ったのですが、ホワイトラインが切れなくなってしまいました。白は綱渡りのような危険な状態です。黒は43でどう打つべきでしょうか? 勝てる手は一手しかありません。

43は黒g1!→白h1→黒h6なら黒勝ちなのですが、あとの展開が非常に難しく高段者でもなかなか読み切れないでしょう。実戦43以降は比較的安全に白が勝つことができました。



4回戦
●伊藤純哉 Ito Jun-ya
○村上 健 Murakami Takeshi

この試合は好局でした。伊藤六段は31で大長考。10分以上考えてh6へ。しかしここはc1→白b1→黒a1→白a2→黒b2→白h4→黒f7…でやや黒有利だそうです。以降白優勢になったのですが、44が大悪手の敗着。実は白g7→黒f7→白f8の時に斜めが返らないと勘違いしていました。45はf7やb8!(江崎六段指摘の一手)で白勝ちでした。



5回戦
●土屋諒輔 Tsuchiya Ryousuke
○村上 健 Murakami Takeshi

27が悪手。ここはe1で互角でした。実戦は30があまりにも好所過ぎました。



6回戦
●末國 誠 Suekuni Makoto
○村上 健 Murakami Takeshi

末國九段との対戦は久しぶりです。非常に難解な戦いとなりました。実質的な敗着は41。ここはg3なら白僅か+2。42以降は白が比較的安全に勝ち切りました。



7回戦
●田中厚志 Tanaka Atsushi
○村上 健 Murakami Takeshi

この試合は田中五段のうまさが光ります。微妙な終盤で私の勘違いが…。52a1→黒b1→白a8の時にc7~g3の斜めラインが黒一色になると思ってしまいました。しかしa1と打った時にこのラインに白石が載るので、普通に52a1ならばまだまだチャンスがありました。実戦52以降は黒の完勝です。

伊藤戦と田中戦の読み落としが悔やまれますが、5勝2敗で第6位と好成績を取ることができました。大会後は末國九段と小塚五段で夕食。非常に楽しい一日でした。大会を開催・運営して下さった中島さん御夫妻、どうもありがとうございました。


nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。