18冊目読了

Et après...を読み終わりました。非常に良かったです。

マンハッタンの法律事務所で働く30代の若手弁護士Nathan Del Amicoは貧しいイタリア移民の子供でした。母一人子一人の家庭で、英語をほとんど話せない母は朝から晩まで働きづめで息子Nathanを育てます。生活は苦しくとも母親の愛情をたっぷり受けて育ったNathanは猛勉強の末に弁護士となり、今や押しも押されぬスター弁護士として企業訴訟の弁護に敏腕を発揮しています。しかし彼は大きな痛手も負っていました。二人目の子供Seanが生まれて数カ月で亡くなり、そのことが元で妻Malloryと離婚していたのです。Malloryと娘Bonnieへの思いを忘れるためか、彼は更に仕事にのめり込んでいきます。

ある日Nathanの事務所に年配の医師Garrett Goodrichが訪ねてきます。謎めいたGoodrichとの様々なやりとりを通じて、Nathanは自分の命がもう長くないことを悟ります。そこでNathanが取った行動は?

この本には多少超自然的な部分もあるのですが、基本は人間の生と死、家族の愛という普遍的なテーマを扱っています。著者Mussoの筆力は素晴らしく、最後の最後までハラハラさせられました。大ベストセラーになったというのも納得です。

ところでこの本は20日ほどで読み終わりました。3年前にフランス語の勉強を始めた時の目標の一つ(一月に一冊ぐらいのペースで小説が読める)を達成したことになり、とても嬉しいです。

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Et après...裏表紙


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