ワールドカップ・日本予選

日曜日はオセロワールドカップ日本予選に参加しました。6回戦までは高梨九段に敗れただけの5勝1敗だったのですが、代表枠を賭けた最終戦で佐谷六段に敗れてしまいました。これでシンガポール行きはなくなったと思ったのですが、2敗組のなかで順位が良かったようでプレーオフに進出することができました。


OWC日本予選・プレーオフ
●滝沢雅樹 Masaki Takizawa
○村上 健 Murakami Takeshi

この試合は中盤まで何回か経験があり、白が打ちやすいような気がしたのですが、その優勢を維持することができませんでした。終盤は滝沢九段の独壇場です。

終局後はしばらく盤の前を離れることができず、試合を並べ直してどこが敗着なのか考えました。その後隣のもう一試合のプレーオフも終了し、理事の方がお二人ほど近づいてきて声をかけてくれてました。そのうちのお一人が「村上君、最近阿部寛に似てきたね」と言ってくれたのですが、私は上の空で「そう言われたのは初めてです」としか言えませんでした。実は敗戦のショックで頭が空白になっていて、自分でも信じられないのですが、阿部寛が誰なのかもその時は分からなかったのです。会場を出た後で「ああ、俳優の阿部寛か」と初めて気がつく始末。負けてがっくりきている私を見かねて、励まそうと思って声をかけてくれたのに違いないなのですが、褒め言葉であることにすら気付かずに失礼しました。この場を借りてお礼を述べたいと思います。ありがとうございました!

勝った時に喜ぶことは簡単です。負けた時にどのような態度を取るか。そこに選手の真価が問われると常々思っているのですが、今回は我ながら実に恥ずかしい態度でした。

大会前にシンガポール大会が最後のワールドカップであること、その後は世界規模の大会は世界選手権一大会に統一されることが発表されました。このこと自体は大変喜ばしいことなのですが、10人単位で日本代表が選考されるワールドカップがなくなることは、世界大会に出場することが(日本の選手にとっては)以前と同じように極めて狭き門になることを意味します。

「世界大会に出場する人生最後のチャンスを逃してしまったのかもしれない」という気持ちが、私にあのような態度を取らせたのかもしれません(いかにも英語的な構文ですね…苦笑)。そう思って私の失礼な態度を御容赦いただければ幸いです。

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