フランス語40

最近ノートパソコンで音声の勉強をする時間が増えて、L’appel de l’angeを読む(というよりは聴く)時間が減っていたのですが、それでも毎日少しずつ聴いてあと30ページとなりました。

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20冊目は昨年ワンダーフォーゲル部の冬合宿に持って行ったUne vraie Parisienneです。これはとてもお洒落でユーモラスな面白い小説なのですが、合宿中の自由時間に3分の1ぐらい読んだあとは読みかけになっています。

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今読んでいるのは21冊目のLa mémoire dans la peauです。これは原題がThe Bourne Identityと言って、アメリカの作家Robert Ludlumの1980発表の作品です。私は大学生の時にこの小説の翻訳を読んだのですが、その面白さに夢中になってしまいました。欧米のサスペンス小説にハマるきっかけになった思い出深い作品です。その後折に触れて読み返し、結局日本語訳を5回、原書(英語)を3回は読んだでしょうか。いつか仏語訳も読みたいと思っていたのですが、なかなか手に入りませんでした。

ワールドカップの前にアルテュール君の母親ドリスさんから「何かフランスからお土産に持ってきて欲しいものはありませんか?」というメールが来たので、もし手に入ったらこの本が欲しいです、と返事しておきました。そして来日したフランソワさん(アルテュール君の父親)からこの本を貰ったのです。この小説はマット・デイモン主演で映画化されましたが、原作とは内容がだいぶ変わっていて小説の面白さには到底及びません。

大怪我を負い漂流しているところを南仏のさびれた漁村の漁師に発見された男は、村でただ一人の医者の手術と看護によって意識を取り戻します。しかし男は過去の記憶を全て失っていました。更に医者は、男の身体に数々の不審な点を発見します。過去に何度も染めた跡のある髪、外科手術によって削り低くされた頬骨、全く正常な視力があるにも関わらず長期間コンタクトレンズを使用していた痕跡、そして腰の皮膚の下に外科手術によって埋め込まれていた小さなフィルム…。そのフィルムにはチューリヒのある銀行の口座番号が書かれていました。記憶を失った男は、自分の過去を知る唯一の手掛かりであるこの口座の中身を確かめるためにスイスに向かいます。

本当はオーディオブックがあると一番良いのですが、いくらネットで調べても見つかりませんでした。今58ページを読んでいます。面白くてどんどん先を読みたくなるのですが、その気持ちを抑えて分からない単語は調べつつじっくりと味わって読んでいます。


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